家路
剣帯に短剣を差し込み、エルダリオンは荷造りを終えた。テーブルにある封書を取り上げる。封蝋には執政ファラミアが私的に使う印が押されていた。封筒には宛名だけ、中の書面にも署名はなかったが、流麗な文字で綴られたそれは、間違いなく彼の手によるものだった。
——主の具合が思わしくありません。至急、お帰りください。
既に憶えてしまった文章を確かめるように読んでから、エルダリオンは紙を燭台にかざした。ぼっ、と紙の端が燃え上がり、見る間に炎が大きくなった。それを暖炉に投げ込み、エルダリオンは寝台に転がった。
——主の具合が思わしく……。
胸の内で手紙の文面が繰り返される。事実ならば一大事だ。しかし、エルダリオンは信じていなかった。
——嘘に決まっている。
そんな話はちらとも聞かない。本当にあの人の具合が思わしくないなら、アルノールにもそれは伝わる。王都から離れているとはいえ、人の行き来が頻繁になった近年、噂が伝わるのは早い。また、野伏の情報網もある。こんな虚言に騙されはしない。けれど——、
エルダリオンは帰ることを選んだ。
もともと帰るつもりだったのだ。昨年の夏の終わり、父が訪ねてきた。久しぶりに会って話して……、帰ろうという気持ちになった。冬の終わりで任期が切れることから、そこで兵士を辞する申請をしておいた。隊長は惜しんでくれたが、強く慰留を求められることはなく、エルダリオンの申し出は受理された。
ところが、冬が終わる直前、同僚二人が狼に襲われた。一人は命を落とし、もう一人は命は取りとめたものの、任務に復帰するのは難しい状態となった。エルダリオンの後任はいたが、その補充があっても人数が足りなくなる。エルダリオンの任期は新たな補充要員が見つかるまで延びることになった。
夏のはじめにようやく補充があったが、二人とも新人だったため、引き継ぎが済むまで再び任期が延びた。北の短い夏が終わる頃、新人教育に目処がついた。もう任期延長はないだろうと思っていたところへ、件(くだん)の手紙が届いた。
具合が思わしくないという内容に最初は動揺した。けれど、読み返すうちに手紙の裏事情を悟った。
——陛下がアルノールまでお出かけになる必要がないよう、お帰りください。
そういう意味なのだろう、たぶん。なにしろ、ここを訪ねたきたときの父は、自国の兵士を“追手”呼ばわりする状態だった。非公式の訪問どころか、隣国の王を見舞った帰路、随行の者に無断で姿をくらますという由々しき手段を用いていたのだ。事が露見した際、あの執政が怒髪天を衝いたのは間違いない。ミナス・ティリスに帰った父を凍りつくような笑顔が迎えたことだろう。
父が戻ってから、ファラミアはエルダリオンを呼び戻すよう、何度も説得を試みたに違いない。父が今後も単独でアルノールへ向かう可能性を考慮して——。
けれど、父は頷かなかった。父が頷いたなら、王の署名入りの帰参命令書が届くはずだ。頑なに王命で呼び戻すことを拒む主君に、業を煮やした執政が取った策があの手紙——そんなところだろう。
手紙が届くまで、父の訪問から一年近く経っているのは、ファラミアが父の説得を諦めるまでかかった時間のせいだろう。父は首を横に振り続けることで、エルダリオンの意思を尊重してくれたのだ。これでエルダリオンが帰らなかったら、父の具合が本当に悪くなるかもしれない。
エレスサールの体調を崩させるのに毒は要らない。息抜きと称して出歩くような人だ。三ヶ月ばかり、執務室に閉じ込めておけば自然に不調に陥る。それくらいは息子でもわかる。そんなことをさせてはならないと、手紙が届いた翌朝、早急に帰る旨をしたためてファラミアへ送った。
その日のうちに、世話になった人の容態が思わしくないと、隊長を急かして除隊の許しをもらい、周囲が訝しむのも構わず、三日で身辺整理を済ませた。馬の手配もした。明日の朝、この地を発つ。目を閉じると、瞼の裏に白い塔の姿が浮かんだ。
——ミナス・ティリス。
昨年までは帰ることなど思いもしなかった。だが、今は無性に懐かしい。一刻も早く、あの塔の下へ駆けていきたかった。
◆◇◆◇◆◇◆
「本当に具合が悪いとは……」
エルダリオンは臥せっている父の枕元で呆然と呟いた。エルダリオンが白の都の門をくぐった日、エレスサールは熱を出して寝込んでいた。
「フーリンの家の者は、いざとなると手段を選ばないからな」
上体を起こしながら父は苦笑した。単独でアルノールを訪問したエレスサールの行いは誉められたものではないが、だからといって寝込むような仕打ちをするなど、許せるわけがない。エルダリオンは奥歯を噛んだ。
「ファラミア?」
思わず声が険しくなる。そんなエルダリオンに向かって、父は宥めるように微笑んだ。
「言い出したのはそうだが、彼は本気ではなかったよ。むしろ今回の件ではかばってくれた。まあ、誰の案にせよ、わたしの自業自得だ」
「けど、体調を崩すような処置は行き過ぎだろう?」
いくら父がかばおうと、ファラミアが係わっているのは事実だ。手紙は彼の筆跡だったのだから。
「第一、ファラミアでなければこんなことが……」
出来る者はいない——と言いかけてエルダリオンは気づいた、父が「フーリンの家の者」と言ったことに。ファラミアの仕業なら、かばうとしてもそう明言するはずだ。だとしたら——、
「まさか……エルボロン」
父が肩をすぼめて頷いた。
「他国訪問中に姿をくらましたのが大将殿の逆鱗に触れたらしい。今回に限ってはファラミアより態度が強硬だった。謝っても黙りこくったままわたしを睨んでいて、最後に『信じておりました……なのに残念です』と呻くように言われた」
返す言葉がなかったと父は唇をゆがめた。
「ファラミアに言わせると、それだけ彼の信頼をわたしが裏切ってしまった、ということになるらしい」
どうやらエルボロンは、エレスサールがいかに型破りな王でも、他国訪問中に失踪の真似事をするわけがないと信じていたようだ。まあ、実の息子でも聞いたときは愕然としたのだから、無理もないが……。
「おかげで、お前が帰ってくるまでという条件で閉じ込められてしまった」
では一年近く、父は公務以外での外出が出来なかったわけだ。国王としてはそれが普通なのだろうが、微行が息抜きの人には厳しい条件だったろう。
「今までも禁足措置を取られたことはあったが、ひと月かふた月おとなしくしていればそれで済んだし、ファラミアは城内の一人歩きは目こぼししてくれたんだが……」
総大将は目こぼししなかったらしい。
「たとえば——、書庫には用件を聞いた侍従や書記が取りに行くようになった」
「それって……」
エルダリオンが問うように見ると、エレスサールは小さく頷いた。一人歩きがどうこうという問題でなく、執務室を出ることすらままならなくなったわけだ。王になるまで大半の時を野で過ごし、即位後も身軽に出歩いていた者が封じ込められてしまっては、体調を崩すのも無理はない。
「ファラミアは幾度か取り成そうとしてくれたが、かえってエルボロンの態度が硬化するばかりでね……。どう話しても駄目だったらしい。あの男が『息子があんなに頑固だとは思いませんでした』とため息を漏らすのだから、諦めるしかないと思ったよ」
父はふうっと息を吐いた。
「正直、帰ってきてくれて助かった」
青灰色の目が細められる。
「ありがとう」
父がそっとエルダリオンの手を取った。握り返した手はじわりと熱かった。
◆◇◆◇◆◇◆
銀色の刃が音もなく子鹿のローストを切り分けた。薔薇色の肉の断面が覗く。
「まさか、お帰りになった日の夕食をご一緒できるとは——」
やわらかな肉を咀嚼し、端正な顔の男が涼やかに笑った。
エルダリオンは父を見舞った後、執政の執務室を訪ねた。会議で留守だったため、話があると伝言を残した。太陽が西に傾きかけた頃、執政の使いが来た。よろしければご夕食の席に招待したいと——。
「夕食に誘ったのはそっちだろう」
「応じてくださるとは思いませんでした」
この国で第二位の権力を持つ男が苦笑した。
「訊きたいことがあったんだ」
「お父上のことですね」
わかっているというふうに執政は頷いた。
「体調を崩させるような処置を取るなど、臣下としてあるまじきこと——そうおっしゃりたい?」
エルダリオンを見る碧い瞳には緊張した光があったが、口許に浮かんだ笑みはなぜか自嘲めいていた。
「確かにそう思ったが——」
エルダリオンは食事の手を止め、葡萄酒の杯を持ち上げた。
「それを言うなら相手が違う。今回の件、処置を取ったのはエルボロンだと聞いた。ファラミアはかばってくれたと。——なぜだ?」
「なぜ……とは?」
ファラミアは意外そうな顔で首を傾げた。
「父がアルノールに来たとき、この事で一番厳しい態度に出るのはファラミアだと、そう思った」
父の王らしからぬ振る舞いをもっとも厳しく咎めるのは執政——というのは、エルダリオンだけでなく、妹たちにも共通の認識だ。父に容赦のない叱責を浴びせるのだから、子供である自分たちが遠慮してもらえるはずもない。エレスサールの子供たちがいたずらの発覚をもっとも恐れた人物だった。
「まあ、今までのことを思えば、殿下がそうお考えになるのも無理はありませんね」
ファラミアは小さく苦笑いを浮かべた。
「けど、かばったんだろう? どうしてだ?」
父の話の中でもっとも不思議に思ったことだ。エルボロンへの腹立たしさよりも、こちらの謎のほうが強かった。
「わたしは陛下に長くお仕えしております」
執政は目を伏せ、静かに言った。
「ですから、あの方にしてはならぬことを、多少存じております。一切の行動を束縛してしまっては、変調をきたすと——」
そこで言葉を切ったファラミアは、手を止めてしまったエルダリオンに食事を続けるよう促した。
「陛下は今、臥せってらっしゃいますが、既に半年ほど前、体調を崩しています」
——え?
エルダリオンは再びナイフの手を止めた。
「それは……こっちに戻ってきて、エルボロンの処置から半年ってこと?」
エルダリオンの元にファラミアからの手紙が届いたのは、父がアルノールを訪れたほぼ一年後。ミナス・ティリスからアルノールまで手紙が運ばれる日数を考えても、半年前に出されたものではない。
手紙を受け取ったときは、偽りだと思った。けれど、帰ってこれば父は臥せっていた。だから、父が不調を訴え始めたために、あの手紙が送られたのかと思った。エルボロンを説得出来なければ、エルダリオンを呼び戻すしかエレスサールの軟禁状態を解く手がない。厳しいことを言いつつも、主君大事の執政が取った策だと思ったのだが——。
「実際は半年ではなく、もっと前からだったと思います。陛下は隠してらっしゃいました。三ヶ月を過ぎた頃、厨房の者から『陛下の食が細くなられた』と聞いたので、何度かお体の具合をお尋ねしました。けれど、何でもないとばかりおっしゃって……」
困った方です——と、ファラミアは息を吐いた。
「あの方が『何でもない』と笑うときほど、問題があることは承知しております。ですから注意しておりました。けれど、気づいたときにはお体が食べ物を受け付けない状態にまでなっていました。召し上がっても戻されてしまって……」
そこまで酷い状態になったのかと、エルダリオンは驚いた。
「たまたま、エルボロンが演習に出ていたときだったので、しばらくイシリアンの離宮で休んでいただきました。それで一旦復調なさったのです」
ファラミアはかばってくれたと、父が言った意味がようやくわかった。子息は説得できずとも、主の体調を始終気遣ってくれていたのだ。
「けれど、それも一時的なもので、ひと月ほどすると再び食が細くなられました」
執政の表情が翳った。
「それでもエルボロンは禁足を解かなかったのか?」
いいえ、とファラミアは軽く首を振った。
「エルボロンはこのことを知りませんでした」
「え?」
国王が体調を崩しているのに、総大将が知らないなんてことがあるのだろうか。
「わたしは話そうとしましたが、陛下が禁じたのです」
「なんで……」
「自業自得だからと……エルボロンが怒りを解くのを気長に待つとおっしゃいました」
エルダリオンはぽかん、と口を開けた。曲がりなりにも最高権力者である。命令で如何様にも出来る立場だ。苦言を一切受け入れないでは暴君だが、体の具合を悪くしてまで耐えることはない。
エルボロンにも主の健康を害する意図はなかったはずだ。事情を知れば禁足措置は解いただろう。いつだったか聞いたことがある。
——わたしにとって、殿下のお父上は子供の頃からの憧れなんですよ。
一時的に怒りは湧いても、彼の心に大きな変化はないはずだ。自分の取った処置でエレスサールが体調を崩していた——もし、後日そのことを知ったら、彼は相当ショックを受けるに違いない。
「殿下のお父上はそういう方なんですよ」
ファラミアはくすりと笑った。
「けど、知らされなかったほうはショックだろう」
「そうですね」
短い同意の言葉を呟き、ファラミアは幾分淋しそうな微笑を浮かべた。彼自身もエレスサールに隠し事をされた経験があるのかもしれない。そして今回の件、既にエルボロンが事態を悟ったのだと——なんとなくそう思った。
「それに、悠長に待っていては陛下がお体を壊してしまいます。とにかく少しでも気晴らしをしていただけるよう、狩りや視察の予定を入れました」
この執政の気遣いがあったから、あの父も息の詰まるような生活を一年近く耐えられたのかもしれない。
「とはいえ、気ままに歩くのが一番の気晴らしという方です。取り巻きが大勢いては気鬱なことだったかもしれません」
そう言って、ファラミアは自嘲するように笑った。
「そんなことはないだろう。父は感謝しているはずだ」
「ですが、昨日とうとう熱を出されました。わたしは、また——」
執政の顔に暗い陰が落ちた。
「お護りすることが出来ませんでした」
沈痛な声だった。聞いたこともないような……。
「そんな……、そこまで気に病むことじゃないだろう」
我知らず、宥める言葉がエルダリオンの口を付いて出た。
「父上の熱なら、二、三日休めば良くなるし……。それに、父上はファラミアのこともエルボロンのことも恨んでない」
わかっているというふうに執政は頷いた。けれど、自嘲気味の笑みは消えていない。
「殿下は、いかがです?」
「最初は腹が立ったが、今は違う」
エルダリオンはきっぱりと言った。
「それに、手紙で報せてくれただろう。感謝している。あの手紙がなかったら、こんなに早く帰ってきていない」
帰るつもりではあったが、一直線にミナス・ティリスを目指しはしなかっただろう。馬を使うこともなく、のんびりと歩いて寄り道していたに違いない。
「あの手紙は父もエルボロンも知らないんだろう?」
今は薄々気づいているかもしれないが、ファラミアが送った時点では知らなかったはずだ。
「はい。わたしの一存でお送りしました。他に息子を説得できそうな手段が浮かばなかったので——」
済まなさそうにファラミアは言った。
「いいさ。父上の一大事だ。そもそも——」
この件に関しては、エルダリオンが我を張って、一度もミナス・ティリスに帰ってこなかったせいもあるのだ。両親と妹たちがイヴンディム湖のほとりを訪れたときも、会いに行かなかった。そうして意地を張っていたら父が訪ねてきた。——出て行ったきり、一度も戻ってこない息子の顔を見に来て悪いか、と。
「意地を張らずに帰ってきていれば、こんなことにならなかったかもしれない」
ファラミアがおや、という顔で小さく笑った。
「意地だったのですか」
「……まあね」
エルダリオンは肩をすぼめた。
「今はその意地のおさまりは付きましたか?」
「さあ……、完全にとはいかないな」
帰ってくる気になったものの、壁の存在は消えていない。それどころか、ますます高く厚くなっている。越えることも壊すことも不可能ではないかと思うほどに。
「よろしいんじゃないでしょうか、それで」
執政はくすりと笑った後、静かに目を伏せた。
「息子のも意地だったのかもしれません」
「エルボロンの……今回の処置のこと?」
「ええ。ローハン王に笑われたというのも大きかったのでしょうが」
「ローハン王に?」
どういうことかと首を捻ると、ファラミアが説明を始めた。
「陛下がローハンで失踪なさったので、捜索の協力依頼を兼ねて事情を説明しに行ったのですよ」
まあ、成り行きとしてそうなるなと、エルダリオンは頷いた。
「書き置きからアルノールへ向かったのはわかっていましたから、殊更騒ぎ立てる必要はありませんが、あちらに黙っておくのもどうかと思いまして……。内密ながらと、エルボロンがエドラスへ知らせに向かったのです。そうしたら、エルフヴィネ殿に『いかにも、エレスサール殿らしい』と大笑いされたそうです」
いきさつを聞いて、エルダリオンはエルボロンが気の毒になった。
「わたしなどは笑われていっそ幸いだと思いますが、エルボロンは居たたまれなかったようで……。ああいった面では生真面目で、頑なになる傾向が強いですね」
のんびりとしたことを言って、エルボロンの父親は微笑んだが、それは居たたまれない気分になるほうが普通だろうとエルダリオンは思った。
ローハン王に悪気が微塵も無かったことはわかるが、エルボロンは忸怩たる思いを味わったに違いない。これでは、強硬な態度で厳格な処置を取った大将を責めることはできない。そのへんの事情を察して、父はおとなしくしていたのだろうか……。考えながら葡萄酒を飲んでいると、穏やかな声に呼ばれた。
「殿下」
顔を上げると、真剣な光をたたえた碧い瞳とぶつかった。
「エルボロンも今は事態を悟ったようです」
主君を不調に陥らせたことを知って反省している。だから、責めないでやって欲しい——言葉に込められた意味を悟って、エルダリオンは頷いた。
「近いうちにエルボロンとも食事をしたいな」
「息子も喜ぶでしょう。——ところで、殿下」
「なに?」
「これからどうなさいますか?」
「んー、そうだな。今度は南に行ってみたいけど……」
そう言った途端、向かいの席で碧い瞳がぎらりと光った。
「……とりあえず、父上と相談して決めるよ」
慌てて付け足すと、執政はにこりと笑った。
「是非そうなさってください。きっと良い道が見つかりますよ」
喜色満面の顔に、エルダリオンは父だけでなく、自分もしばらく都から出られない状態になったことを悟った。
——仕方ないか。
なんだかんだと言っても、この都が自分の帰ってくる家だ。ゆっくり過ごすのもいいだろう。いずれ時は巡ってくる。そのとき旅立てばいい。エルダリオンは微笑んで葡萄酒を飲み干した。
END
エルダリオン様の帰京話——をお送りしました。
ファラミアの策略(?)に騙されて(若しくは策だとわかっていて)帰京するバタバタ話——ということだったのですが、あまりバタバタしていませんね(汗)。申し訳ありません m(_ _)m
まあ、拙サイトの殿下はこんな感じということで……。
この話で2万ヒットの記念リクエストの作品は終了となります。
改めてリクエストくださった方に御礼申し上げます。ありがとうございました。
ファラミアの策略(?)に騙されて(若しくは策だとわかっていて)帰京するバタバタ話——ということだったのですが、あまりバタバタしていませんね(汗)。申し訳ありません m(_ _)m
まあ、拙サイトの殿下はこんな感じということで……。
この話で2万ヒットの記念リクエストの作品は終了となります。
改めてリクエストくださった方に御礼申し上げます。ありがとうございました。