Gift【Brooch】 【Paper weight】 【Holiday】
Gift【Brooch】
昼食が終わって席を立つ父エオメルの背中を、エルフヴィネは慌てて追いかけた。
「父上、お願いです。今度の狩りには僕も連れていってください」
またその話かというように、父が振り返った。
「昨日も言っただろう。お前はまだ仔馬しか乗れぬし、弓も満足に引けぬ。狩りは無理だ」
「でも、トレオロフは小さな頃から行っていたと言います。それにこの間は遠征にも行きました」
トレオロフは父の側近の息子で、普段はエドラスで官吏の手伝いをしている。時間が空くと、エルフヴィネの剣や馬の稽古の相手をしてくれるので話すことが多い。どんな手伝いをするのかと訊いたら、「使い走りですよ」と笑っていた。それが四ヶ月程前、
——殿下、父が遠征への同行を許してくれました。
うれしそうに教えてくれた。これで殿のお役に立てます——と誇らしげに話す様子に、エルフヴィネは少し羨ましくなった。
先月帰ってきてからは、西の某の活躍には目を見張っただの、軍団長の某の剣さばきは素晴らしかっただの——エルフヴィネが話をねだったからなのだが——たくさん聞いた。「わたしは後陣で使い走りをしていただけですよ」と言われたが、それすらなんだか誇らしげで、ますます羨ましくなった。
彼らが「殿」と呼ぶのはエルフヴィネの父エオメルだ。彼らは父のために働いている。ならば自分も——と思ったが、戦場は子供の力が通用する場でないことくらいはわかる。ならば……、
——狩りなら……。
狩猟は戦闘の鍛錬になると聞いた。トレオロフは子供の頃から同行していたと言うし、エルフヴィネより幾らか年上の子供たちもよく連れていってもらっている。だから思い切って、自分も連れていって欲しいと父に頼んだ。父の返事は「まだ早い」だったが、諦めきれずに繰り返していたら昨日とうとう叱られた。
後になってわけを訊きにきた母親に、トレオロフの話をしたら父の態度は和らいだが、それでも頷いてはくれなかった。母のロシーリエルにも「まだ早いわ」と宥められた。
「トレオロフはトレオロフだ。お前が一人前に馬に乗れて、弓を扱えるようになったら連れて行く。それまで待て」
「弓が引けなくても……」
見ているだけでもいい、と言いかけたとき、父が鋭い声で呼んだ。
「エルフヴィネ」
父の瞳に厳しい色が浮かぶ。昨日と同じだった。
「昨日、この話は終わりだと、そう話したな。お前は『わかった』と言わなかったか?」
「……言いました」
エルフヴィネは渋々答えた。
「ならば、それは守れ。わかったな。——返事は?」
ひと言「はい」と言うだけだが、それが言えず、エルフヴィネは俯いた。ふぅっと父のため息が降ってきた。
「そんなふうでは次のゴンドール行きも留守番だな」
——え?
ぱっと顔を上げると、父は肩をすぼめた。
「遠征でお会いしたドル・アムロスの公子から声をかけられた。まだ先の話だが、冬のはじめにどうかと。喜んでとご返事しておいたら、昨日、大公から早くも招待の書簡が届いた。今度はお前も連れて行こうとロシーリエルと話していたが……、約束を守れぬ礼儀知らずは連れていけぬな」
——そんなっ!
「ま、待って、父上」
エルフヴィネは焦った。
「行きたい。ゴンドール。だから……」
ゴンドールの話は母からよく聞いていたし、時折エドラスを訪れるドル・アムロスの祖父もいろいろ話してくれたが、自分の目で見たことはなかった。白の山脈の向こう側にある国で、南には海が広がっているという。どこまでも水が続く世界(それも塩辛い水らしい)なんて、絵を見せられてもよくわからなかったが、エドラスの暮らしとは違う異国の話にエルフヴィネは興味を抱いた。
——来年あたり、一緒に行きましょう。
昨年、そう言われて心待ちにしていたのだ。
「えっと……ごめんなさい。狩りのことはもう言いません。大きくなるまで待ちます。だからゴンドールに連れていってください」
言った途端、大きな手がくしゃっと頭を撫でた。
「よし」
明るい声とともに髪がぐしゃぐしゃと掻き回される。
「ゴンドールで狩りに誘われたら、一緒に行こう」
えっ? と思って顔を上げると、片目を瞑った父の顔があった。それならそうと言ってくれればいいのに……、意地悪だ。でも、うれしい知らせには違いない。
「はい」
エルフヴィネは笑って返事をした。
「それまでに大弓を引けるようになります」
「それは無理だ」
父が笑った。
「急がなくていい。無理に稽古を積むと身体を傷める。今は仔馬に慣れること。それと、剣の基本を身に付けろ」
あたたかな手が再び頭に触れる。
「はい」
でも、半弓なら——と言おうとしたとき、背後から「殿!」と呼ぶ声が聞こえた。振り返ると、白髪交じりの男が廊下を歩いてきた。
「おお、ブロンド。怪我は治ったか」
父が笑顔で迎え、その肩を抱いた。
「はい。昨夕、こちらに入った商隊と共に戻りました」
「なんだ。それなら昨夜のうちに顔を見せろ」
父は軽くブロンドの腕を叩いた。かなり親しい間柄のようだが、エドラスでは見たことのない顔だ。少なくとも、エルフヴィネに見覚えはなかった。
「いえ、やはり旅の汚れを落としてからと思いまして……」
「水くさい」
「殿はお変わりありませんな」
磊落に笑ったブロンドの目がふとエルフヴィネに注がれた。
「エルフヴィネ様もお健やかにお過ごしのようですな」
「あ、はい」
返事をしながら、エルフヴィネは父を見上げた。誰かと。
「東の谷の者だ。この前の遠征で負傷して、ミナス・ティリスの寮病院に世話になっていた」
そういえば、重傷を負った者はミナス・ティリスに残っていると聞いた。置き去りにしてきたのではなく、ゴンドール王の名で預かってもらっているそうだ。
「ご心配をおかけしました」
ブロンドが軽く頭を下げる。その肩を労うように父が手を置いた。——と、その指がブロンドのマントのブローチに触れた。
「“武勇のブローチ”をさっそく新調したか」
「はい。息子が贈ってくれました。『壊れたから怪我をしたんだ。早く新しいのを付けないと駄目だ』と言って——」
どうやら、“武勇のブローチ”とは縁起を担ぐ物のようだ。兵士の間ではよくある話だと聞く。戦いの前に必ず槍の握りを直すとか、使わなくても必ず持っていく短剣があるとか……。そういった話には、その槍が折れたときに負傷した、短剣を落とした戦場で落馬したなど、必ず続きがある。父祖の代から伝わった御守りを持っている者も少なくない。兵士やその家族にとって、それはただの物ではなく守護を願う象徴なのだ。
「そうか、良いご子息だ。——良い細工だな」
円形のブローチには波を上げて駆ける勇壮な馬の姿があった。“武勇のブローチ”に相応しい意匠だ。
「はい。ずっと付き添ってくれまして……、あちらの街で見つけたと言っていました」
ブロンドがうれしそうに目を細めた。
「今度はそのブローチに武勇が刻まれるな」
「はい。息子と共に精一杯働きます」
「よろしく頼む。だが、あんな無茶はしてくれるな。肝を冷やした」
父の言葉にブロンドは苦笑した。
「息子にも言われました。これからは徐々にあいつに譲っていこうと思います」
「そうか。ご子息にもゆっくり会いたい。近い内に東の谷に寄ろう」
「是非」
短い返事だったが、そこに誇らしさを感じだ。
「そういえば、ギャムリングがずいぶん心配していた。顔を見せてやってくれ」
「はい」
老戦士は一礼して去っていった。その背中を見送りながら、父がくすりと笑った。
「数年前は頼りにならぬ息子だとこぼしていたが、すっかり自慢の息子になったようだ」
自慢の息子——羨ましい響きだった。
◆◇◆◇◆◇◆
昼食を済ませてから午後の稽古まで、しばらく時間があった。エルフヴィネは黄金館の中、目当ての人物を探した。すると、その人物は外出の支度をしていた。
「トレオロフ。出かけるの?」
「ええ、麓へ。使いを頼まれました」
ちょうどいいと、エルフヴィネは勢い込んで訊いた。
「一緒に行ってもいい?」
「ええ。何かご用事ですか?」
そう返されて答えに詰まった。用事など……特にないのだ。子供に買える物など知れているだろうし、第一、自分は金を持っていない。身のまわりの物はすべて両親が揃えてくれるから必要ないのだ。
それらを選ぶとき、両親は必ずエルフヴィネの意見や感想を訊くが、服のことは趣味の良い母に、武具や馬具は父に任せておけば間違いがないから、今までは同意するだけで済ませていた。だけど、今度は、
——きちんと意見を言いたい。
そのために参考になる品を見ておきたかった。
「昨日、ゴンドールから商隊が戻ってきたと聞いたから……」
「ええ、今日から市を開いていますよ」
トレオロフが頷いた。
「見てみたいんだ」
父がブロンドの“武勇のブローチ”を誉めたとおり、ゴンドールは装飾品の銘品が多いと聞いていた。商隊がゴンドールから戻って二、三日すると、髪飾りやブローチなど装飾品を扱う商人が黄金館へ現れるが、女官たちは先を争うように見に行く。明日か明後日にはそうした商人が現れるだろうが、さすがに女官に交じって見る気にはなれない。
「では、お供しましょう」
思ったとおり、トレオロフは二つ返事で請け負ってくれたが、続いて出た言葉にエルフヴィネは愕然とした。
「殿にお断りしてきますね」
——え?
「……あ、ちょっ……」
父に知られるのは……。
——まずい……。
しかし止める間もなく、トレオロフは走っていってしまった。
——どうしよう。
父が来て「何か欲しい物があるのか」と訊かれたら……、
——困る。
エルフヴィネは逃げ出したくなった。でも、今、自分が逃げたら、戻ってきたトレオロフが困ってしまう。為す術もなく立ち尽くしていると、トレオロフは一人で戻ってきた。手にエルフヴィネのマントを抱えている。
「お待たせしました。参りましょう」
あっさり言われて、エルフヴィネは拍子抜けした。
「父上は?」
「これから会議だそうですよ」
「何か言ってた?」
「よろしく頼むと仰せでした」
エルフヴィネはほっと息を吐いて、マントを羽織った。
「トレオロフの用事は何?」
「殿下と同じ、ゴンドールの商隊です。ただし、書記官の使いですが」
「書記官の?」
意外だった。黄金館には数人の書記官がいるが、その誰もがブローチや髪飾りといった装飾品には無縁に思えた。順番に思い出してみても、硬い表情で書面に向かっている姿しか浮かんでこない。
「頼んであった品が届いているそうで、それを取りに行くんです。明日になれば商人が届けに来るらしいですが、待ちきれないそうです」
「そんなに急ぎの物なのか?」
ますますわからないとエルフヴィネが首を捻ると、トレオロフは少し考えるように「そうかもしれませんね」と言った。
「彼にとっては仕事の道具ですから」
——仕事?
装飾品と書記官の仕事とどんな関連があるのか、頭の中がなぞでいっぱいになった。
「何なんだ?」
「インクですよ」
トレオロフはあっさり言った。
「インク? インクを取り寄せているのか? ゴンドールから?」
「ええ。以前、殿に同行してミナス・ティリスを訪ねた際、あちらで使ったインクが書きやすかったとか……。それ以来、取り寄せているそうです」
わたしにはインクの違いなどわかりませんが——とトレオロフは大人びた口調で続けた。
「書記官だけでなく、ペンやインク、紙にこだわる文官は多いのだそうで……。彼らにはそれらの道具が、騎士の剣や槍にあたるのかもしれませんね」
——なるほど。
道具にこだわるのは文武とも同じかと、エルフヴィネは納得した。ひょっとしたら、文官にも“武勇のブローチ”ような縁起を担ぐ物もあるかもしれない。
「あ、ほら、あそこですよ」
宿屋が並ぶ通りの向こうに日除けの天蓋が見え、そこに人だかりが出来ていた。
「先に書記官の用を済ませてよろしいですか? ゆっくりご覧になりたいなら、商人に案内を頼みますが」
「いいよ、そこまでしなくて」
案内してもらったところで、品物ひとつ買えるわけでもない。
「では、インクを受け取ったら一緒に見てまわりましょう」
そう言うと、トレオロフは天蓋の中、黒い髪の男に声をかけた。ローハンでは黒髪は珍しい。もしかしたら、ゴンドールの人間かもしれない。
「——ああ、お久しぶりです。ようこそ、いらっしゃいませ」
商人は気やすい笑顔ながら、丁寧な物腰で答えた。トレオロフは書記官の使いだと言っていたが、彼自身も顔なじみらしい。
「お久しぶりです。インクを受け取って来るよう頼まれました」
「ああ、あの書記の方のですね。ちょっとお待ちを——」
そんなやり取りを横で聞きながら、エルフヴィネは並べられた品を眺めていた。銀製品が多かったが、奥のほうには翠や青や紅と色とりどりの石が嵌った物もあった。きらびやかな品がズラリと並んだ景色は目に眩しく、女官が夢中になるのもわかる気がした。けれど、贈りたい相手は女性ではない。
——どういうのが良いんだろう。
父は装飾品にこだわる人ではない。それに国王だから、大抵の品は持っている。
——結局、役立たずだ。
エルフヴィネは小さく息を吐いた。戦場どころか狩りに同行するのも無理。無事を祈って身に付ける物を贈るのも無理。ただ、昨年から誕生日を迎えるにあたって、エルフヴィネも職人に注文を出して良いと許しが出た。だから意匠を考えて、それを注文しようと思ったのだが……、
——こういうのを浅知恵と呼ぶのかな。
情けない気持ちになって俯いたとき、すぐ脇にあるブローチに目が留まった。銀細工に翼のある馬が彫られている。背景に浮かぶ円模様には金が嵌められており、エルフヴィネには黄金色の太陽に見えた。馬の脚が蹴っているのは大地ではなく雲のようだ。黄金の太陽を背に、天空へ飛翔する翼馬の意匠——。
「お気に召しましたか」
食い入るように見ていたら、穏やかな声がかかった。驚いて顔を上げると、トレオロフの相手をしていた商人が向い側に立っていた。
「見事な細工ですね」
隣からトレオロフが感心した声を上げた。官吏や商人の間を使い走りしている彼は、こうした物を見る目が養われているのかもしれない。
「ええ。そちらは若手の作品ですが、なかなか良い腕でして、最近人気が出てきています。お勧めですよ」
お勧めされても……、
——困る。
エルフヴィネは狼狽えたが、トレオロフがとんでもないことを言った。
「それになさいますか」
エルフヴィネはぎょっとしてトレオロフを見た。なさいますかも何も、自分が金を持っていないことを彼は知っているはずだ。
「トレオロフ……」
エルフヴィネはトレオロフを手招きした。
「はい」
「僕、お金持ってないよ。知ってるだろう」
商人に聞こえないように囁く。しかし、トレオロフは「心配要りません」と笑った。
「お代なら殿から預かってきています」
——えっ?
エルフヴィネは耳を疑った。
「殿下が気に入った品があったら使うよう言付かりました。たぶん、あのブローチなら足りると思います。もし足りないようなら、黄金館まで取りに来てもらえと、そうお言葉をいただいています」
信じられない言葉の数々を、エルフヴィネはぽかんと口を開けて聞いていた。
「あれになさるなら、そう話します。よろしいですか、殿下」
問いかけられて我に返り、エルフヴィネは慌てて首を振った。
「ダメ」
贈る相手に代金を払わせる贈り物があるものか。父から預かった金は使えない。
「ダメって……、あのブローチをお気に召したのでは?」
トレオロフが訝しげに眉を顰める。
「気に入ったけど、父上のお金は使えない」
エルフヴィネは踵を返した。はじめから買うつもりはなかったから、これでいい。出来るだけ形を覚えておいて、誕生日が近くなったら頼もう。そう決めて歩き出したとき——、
「お待ちなさいませ」
商人に呼び止められた。振り返ると、布に包まれたブローチが差し出された。
「お代の心配なら要りませんよ。エドラスの主からいただこうとは思いません。どうぞお持ちください」
やさしい笑顔がそう告げた。名乗っていないが、ブロンドとのやり取りで、エルフヴィネの身分を察したのだろう。過ぎるくらいにありがたい話だったが、エルフヴィネは断った。
「それはもっとダメ」
身分を明かして物を手に入れることは絶対にやってはいけないと、両親からきつく言われている。
「お代は払いますから。殿はそういうことがお嫌いなので……」
トレオロフは商人に断ってから、エルフヴィネの前に膝を付いた。
「殿下、なぜダメなのです?」
「父上への贈り物を考えていたんだ。誕生日を迎えるときは好きな注文を出せるから、そのときの参考にしようと思って……。だから買わなくてもいいんだ」
「殿への贈り物でしたか」
トレオロフはほっと息を吐いて微笑んだ。
「けれど、誕生日にお好きな注文ができるというお話は、殿下のためのお祝いではありませんか」
そう、自分の誕生日を迎えるにあたって、身に付ける品をひとつ注文する——つまり、エルフヴィネの誕生祝いを兼ねた取り決めだ。
「それを殿への贈り物のために使っては、かえって殿は哀しまれますよ」
「そうかな……」
ええ——と、トレオロフは力強く頷いた。
「お金のことなら心配なさることはありませんよ。殿下のために預かったのですから。お使いください」
「でも……」
「大丈夫。あのブローチは良い品です。殿下が選んだとお聞きになれば、殿はきっと喜んでくださいますよ」
「じゃあ……」
エルフヴィネは商人を振り返った。彼はにこりと笑んで頷き、天翔る馬のブローチを深紅の天鵞絨で覆われた箱におさめた。
——喜んでくれるだろうか。
エルフヴィネは受け取った箱の表面をそっと撫でた。
父の日のプレゼント……ではなく、単に“おとーさんへ物を贈ろう”話になってしまいました。申し訳ありません(平伏)。あとの二者もこんな感じで続きます(続くのか)……。
またまた勝手につくったオリキャラの名前(そんなのばっかり……)ですが、マークの国の方なので古英語を参考にしました(単語が合っているのかはわかりません <ヲイ)。
トレオロフ…… tréow(truth, good faith,f idelity)+róf(renowned, brave, strong)
ブロンド…… blond / brand(burning, fire, sword)
カタカナ表記が発音と合っているかについて……も、わかりかねます(汗)。
またまた勝手につくったオリキャラの名前(そんなのばっかり……)ですが、マークの国の方なので古英語を参考にしました(単語が合っているのかはわかりません <ヲイ)。
トレオロフ…… tréow(truth, good faith,f idelity)+róf(renowned, brave, strong)
ブロンド…… blond / brand(burning, fire, sword)
カタカナ表記が発音と合っているかについて……も、わかりかねます(汗)。